2005年7月1日に「ベンチャー企業専門の人材紹介会社」に転職をしてから勤め人時代を含めると
「ベンチャー企業マーケット×人材紹介業」の世界に身を置いて、本日で丸10年間になりました。
10年前の、2005年当時のベンチャー企業マーケットと言えば、不動産系企業の市況が活況で、
オンラインゲームの会社が元気で、「ウェブ2.0」という言葉が少しずつ流行り始めて、
ブログのサービスを扱う企業もどんどん増えてきて・・・ などなど。そのような市況でしたね。
また2006年になると、年間のIPO企業が188社(2007年は121社)となり、少しずつ動画を
利用したサービスが出始める。そして、2007年は新卒・中途採用企業の採用意欲が最高潮を迎え、
2008年4月新卒入社世代の学生さんは「売り手市場」という環境下のもとで多くの企業から
内定を得て有利に就職先を選べるような市況でした。
そして、2008年夏、その後のIT業界のビジネスモデルを大きくシフトさせることになる
「iPhone 3G」の発売が日本でスタートし、その直後の2008年9月にリーマンショックが
起こりました。2009年からは、Twitterやfacebookを始める人が急激に増え始めた時期で、
この頃からリーマンショックの煽りで不況の時期が2~3年続き採用の市況は大きく冷え込む。
そのような不景気ど真ん中の2009年4月に弊社を設立したという記憶が今でも鮮明に蘇ります。
この10年間、弊社は「ベンチャー企業マーケット×人材」という切り口で人材紹介業に
携わって参りましたが、身を置いてきた10年間のベンチャー市場を直感的な言葉で表すと、
「栄枯盛衰」 「諸行無常」
数々のベンチャー企業も、多くのビジネスモデルも、早いスピード感で入れ替わりがありました。
当時、飛ぶ鳥を落とす勢いで成長し、業績を上げていた企業が現在では姿を消していたり、
影も形もまだ認識されていなかった若いベンチャー企業が現在では上場を果たしている、など。
その変化の大きさと速さを目の当たりにしてまいりました。
そのような変化の激しいベンチャー市場で人材紹介業を10年継続してきた「弊社の価値」とは
何なのか?を自身で改めて考えてみると、世の中に人材紹介エージェントは数多くいるけれど、
2005年から、ベンチャーマーケット、ベンチャー企業に「専門特化」した環境で
「人材紹介業」に携わり、10年間継続して・ベンチャーマーケットの移り変わりや
ベンチャー企業の採用面を見てきた人材エージェントはほとんどいないのではないか?
と感じ得る点にあります。
人(企業)と人とをつなぐサービスには正解はない、正解がないからこそ慎重の上に
慎重を期してきた上で、
2005年7月から、ベンチャー企業マーケットを見続けて「10年間」
2009年4月に弊社を設立して、独立・起業経験「6年3か月」
2000年4月に新卒で入社をした中小企業への融資営業経験を含めると、
中小企業・ベンチャー企業のマーケットに身を置いて「15年間3か月」
「ベンチャー企業×転職」という “マッチング” が極めて難しい世界において10年間、
良好な人間関係を構築しながら人材紹介を行ってきた経験に加えて、リーマンショックという
厳しい外部環境のど真ん中で勤務先を円満退職し、自身で独立・起業の経験もしているため、
今後のキャリアを真剣に考える皆様に対して他の人材エージェントとは異なる切り口の
お話や、想い、エピソードなどをお伝え出来るのではないかと思っております。
是非、このようなバックグランドに興味を持って頂き、新しいご縁をいただくことが出来れば
心から嬉しく思っております。
本日から、「ベンチャー企業マーケット × 人材」の経験値も「11年目」を迎えます。
人材業の最大の魅力は、多くの「出会い」をスタートに、「深さ」と「長さ」の両面を
伴った人間関係を数多く構築できることです。
今日、明日の出会いから、3年先、5年先、10年先にも楽しくお話できる友人のような
関係性を築かせて頂ける「ご縁」を心から楽しみにさせて頂いております。
代表 松田 匡司