日々、多くの転職希望者とお話をさせて頂く中で、
女性の転職希望者の方からよく質問を頂き、お答えをしている話題の一つで
「女性は男性よりも「選択肢が多い」ため、
それが時に、人生やキャリアの選択の迷う要因となることがあります。」
というお話について記載したいと思います。
三つのステージと役割
学生時代を経て、社会人になって数年を経ると、ライフイベントなども加わってきて、
男性・女性共に、それぞれ大きく三つのステージや役割を求められるようになります。
「男性」 ・・・ 「①ビジネスパーソンとして」 「②夫として」 「③父として」
「女性」 ・・・ 「①ビジネスパーソンとして」 「②妻として」 「③母として」
男性
男性の場合は、「主夫」という概念があまり日本には定着をしていないため
「①ビジネスパーソンとして」を主軸に、「成果・実績・収入」に繋げた上で
「②夫として」「③父として」の両立を図らなければ
「女性(妻子)からの支持や幸せの声」を得られないリスクや現実がございます。
そのため、男は大方「①ビジネスパーソン」を主軸に置かざるを得ない環境なのです。
女性
これに対し女性の場合は、男性と違い、
「①ビジネスパーソン(キャリアウーマン)として」 の人生を全うする。
という選択をすることもできますし、
「②ビジネスパーソン」という切り口は目指さず、家庭に入り(またはライトな仕事を兼務して)
「②妻として」、「③母として」 “夫や子供を支える” 。
という選択をすることにも社会的認知がございます。
そのため、社会人経験3年以上を経た女性にとって、
「〝三つのステージの中で、どの選択を主軸に置くことがご自身にとって
幸せなのか?自分らしい生き方なのか?“ というイメージや本音を
早い段階で明確化し、情報を得たり、行動に移すことが、
人生における無駄をなくし充実度を高めることに繋がりますよ。」
というお話を常々申し上げています。
当然、「②妻として」、「③母として」というステージを主軸に行動することを
早い段階で決めたとしても、お相手の意向もあることなので、
「縁・運・タイミング・相性」に大きな影響を受ける世界ではありますが、
「やりたいことをやりながら生きる 生き方」
「なりたい自分になっている 自分」
を、早い段階で明確化していくことによって、
入ってくる情報の「取捨選択基準」が明確化していきます。
逆に、軸がブレている状態で多くの情報を得ても、右往左往しているうちに
結果として決断のタイミングを逸するおそれもあります。
そのため、是非、
「男性」 ・・・ 「①ビジネスパーソンとして」 「②夫として」 「③父として」
「女性」 ・・・ 「①ビジネスパーソンとして」 「②妻として」 「③母として」
この3つのステージが存在することを認識して頂いた上で、
どのステージを主軸に置くことがご自身の人生にとって心地が良いのか?
そして、本音に近いのか? 一度ライトに考えられてみてください。
代表 松田 匡司