弊社では、2016年2月より「キャリア セカンドオピニオン」というサービスを
スタート致しますので、今月は、こちらのサービスについてのお話を記載したいと思います。
「キャリア セカンドオピニオン」とは
転職活動が進み複数内定先を抱えているなど、転職先の選定に迷っている方に対して、
第三者の立場である弊社(転職エージェント)が、最適な「転職先選定」の決断に向けて、
客観的な情報提供と相談、そして、そのあと押しを行う有料サービス
になります。
サービスを開始しようと思った経緯
これまで、
「複数の選択肢がありながら、あと一歩、適切な情報や
その判断基準がなかったために、転職に失敗してしまった。」
という事例を数多く耳にしてきたなかで、
世の中の転職活動における
ミスマッチ・ミスジャッジ を一つでも多く削減したい。
という想いを実現できるサービスを創りたいと考えたことがきっかけです。
人材紹介業界は参入障壁の低さから、新規参入業者の絶えない業界です。
そして、人材紹介会社のビジネスモデルは、転職者からはお金を頂かず、企業側から
お金(紹介料金)を頂くというモデルとなっているため、 各人材会社の動きや意識は
あくまでもお金を頂ける企業側に向いているケースがほとんどであり、
多くの人材紹介関連サービスが、
「転職希望者をいかに効率的に集めて、企業や企業求人へのエントリーへと誘導するか。」
という動きに関連したサービスが主軸となっています。
(人材紹介業界が抱える課題について参照)
そのような環境下においては、 転職希望者の適正を考えたマッチング提案について、
転職エージェント個々人が持つ実力や、潜在的な正義感の有無に委ねられていて、
悪い方向に話が進んだ場合、痛い思いをする(=転職に失敗する)のは転職者の方、
という状況も生まれてしまいます。(人材エージェントを選ぶ「2つの視点」参照)
デジタル・テクノロジーの時代に、「アナログ」のサービスを投入する
近時の、「人の流動性」を促すプラットフォーム(所謂、転職サイト・転職支援サービス)や
情報の発達、ネットワークの充実は目覚しいものがあります。 今後の人材業界においても
レコメンデーション技術、人工知能など、 テクノロジー全体の進展によるサービスの充実は
とても楽しみでワクワクします。
しかしながら、情報・ネットワーク技術がいかに進歩しようと、
この人材業界の本質は、人と人とのご縁をお繋ぎするアナログ的な要素にこそあります。
そのような、情報の発達・ネットワークの充実の目覚しい転職市場において、
まだカバーし切れていないサービスを想像すると、 転職希望者にとって
「求人検索 ⇒ エントリー ⇒ 面接 ⇒ 内定 ⇒ 意思決定」まで、一定の期間と労力を要する
転職活動の中で、その「入口(求人検索)」に手厚いサービスは世の中に多く存在していても、
一連の活動の中で一番大切な「出口(意思決定)」付近に手厚いサービス はほとんど存在しない。
すなわち、複数の選択肢(内定先)を握った転職者の「ラストワンマイル」において、
プロの目線から情報を整理して、安心して意思決定を促すことのできるサービスがあまりに
不足していると考えております。 弊社は人材業界に身を置き、 企業側にも転職希望者側にも
良いご縁をご提供させて頂けていることで長年の経験と実績を積んできており、かつ、
一般の転職希望者の目になかなか届かない転職市況・企業情報を 日々多数ストックしております。
テクノロジー全体の進展は歓迎すべきものでありますが、デジタルやテクノロジーでは
埋めきれない「最終工程(ラストワンマイル)」において、弊社の経験値や、経験値から培った
直感、正しい情報を転職希望者の意思決定のお役に立てるという「アナログ」のサービスを
ご提供させて頂き、世の中の転職活動におけるミスマッチ・ミスジャッジを削減したい。
そして、既に、他の人材会社を数社利用されている方でも、
その垣根を越えて、気軽に弊社にご相談頂けるようなサービスや窓口を作りたい。
そのような2つのコンセプトから、
この度、「キャリア セカンドオピニオン」というサービスをリリースしました。
1月の「2016年の抱負について」で記載した
「まだ誰もやっていないサービス」、「こんなサービスが有ったら良いなと思えるサービス」
について、「とにかく、まずはスタートしてみる」という感覚とスピード感でリリースに
繋げて参りたいと考えております。 と記載した、2016年、第1弾のサービスです。
2016年中に、あともう一つ、新しいサービスを立ち上げたいと思っています。
代表 松田 匡司